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打ち合わせでは伝わったはずなのに、なぜ出来上がりが「違う」のか

kotoan / 言庵 ── journal

打ち合わせでは伝わったはずなのに、なぜ出来上がりが「違う」のか

2026-09-01

打ち合わせでは熱心に話を聞いてもらえたのに、出来上がったホームページを見ると、どこか「思っていたのと違う」——そう感じたことはありませんか。

誰かが手を抜いたわけではないのに、これは実際によく起きることです。原因は、多くの制作会社が採っている分業という体制の中に、構造として組み込まれています。

── 話を聞く人と、作る人が違う、ということ

多くの制作会社では、話を聞く営業担当と、実際に手を動かすデザイナー・ライターが別の人です。この体制自体は、業務を分けて効率よく進めるための、ごく一般的な仕組みです。

ただし、そこには一つの見えにくいリスクがあります。デザインだけを切り出して発注した場合の失敗例として、「担当者の間にこの認識を橋渡しする人がいないと、隙間に落ちた問題に誰も気づけない」ということが、実際によく指摘されています。

── 「伝わる」の中で、具体的に何が起きているのか

もう少し詳しく見てみます。お客様が営業担当に話す内容は、実際には表情や間、言葉に迷った様子まで含んだ、豊かな情報です。ところが、これを次の担当者に渡すときには、たいてい議事録やヒアリングシートという文字だけの要約に置き換えられます。

この「要約」という作業そのものに、情報が失われる仕組みがあります。営業担当は、聞いた内容すべてを書き残すことはできません。自分が重要だと判断した部分を選んで書き、それ以外は削ります。この「何を残し、何を削るか」の判断は、営業担当自身の理解のフィルターを通っているので、お客様が一番伝えたかった部分と、営業担当が重要だと感じた部分が、必ずしも一致するとは限りません

さらに、その要約を受け取ったデザイナーやライターは、お客様と直接話していないので、要約に書かれていない行間や熱量を補うことができません。文字になった要約だけを頼りに、想像で埋めるしかない部分が出てきます。

つまり「話を聞く人」と「作る人」の間に一段階挟まるたびに、①話した内容が要約という形に圧縮される段階、②その要約だけを頼りに作る側が解釈する段階、という2つの場所で、情報が少しずつ形を変えていきます。打ち合わせでは伝わったはずの想いが、出来上がったものには反映されていない、と感じる理由の多くが、ここにあります。

これは、どちらか一方の能力の問題ではありません。情報が人から人へ渡る回数が増えるほど、起きやすくなるという、構造の問題です。

── 聴いた人が、そのまま作るという選択

KOTOANでは、ヒアリングでお話を聴いた本人が、構成・文章・デザインまで一貫して制作します。伝言の回数を、そもそもゼロに近づける体制です。

御社の強みはどこか、競合と何が違うのか、どんなお客様に届けたいのか——それを直接聴いた人間が、要約を介さずに手を動かすので、対話の中で交わされた表情や間、言葉のニュアンスまで、途中で削られずに残った状態で制作に反映されます。対話で実際にお聞きしている内容はこちらの記事で公開しています。

体制を変えるだけですべてが解決する、という話ではありません。ただ、「話は聞いてもらえたのに、出来上がりが違う」という失敗の多くが、要約という段階で生まれているとすれば、その段階そのものをなくすことには、単純だからこそ確かな意味があります。

この体制のもとでの制作の流れはサービスページで、実際の運用実績は実績ページで公開しています。初回60分のご相談は無料です。こちらから

ことばが、空間になる。
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